★手術しない乳がん治療法はあるのか?●微量ミネラル療法●ラジオ波焼灼療法(RFA)●乳がんの凍結療法
手術しない乳がん治療法はあるのか?
参照元:http://yuji-motomura.sakura.ne.jp/noope20170328/
女性にとっては、大事な乳房、乳がんの「手術以外の治療法は?」と考えるのはごく自然なことです。
ところが現実には、医師から手術以外の方法を提案されることはまずありません。
乳がん治療法では、ほとんどの病院において、手術が唯一の手段になっているからです。
しかし、数は、限られますが、手術以外の方法で治療を行う医療機関もあります。
今日の説明では、いわゆる、代替療法・民間療法ではなく正式の、医療行為としての「手術以外の治療方法」について考えたいと思います。
●ラジオ波焼灼療法(RFA)参照元:http://www.senshiniryo.net/column_a/28/index.html
早期の小さな乳がんで、できる限り患者さんに負担をかけないことを目的に発明された治療にラジオ波熱焼灼療法(RFA)があります。
現在、全国8つの病院で試験的な治療が進められていますが、RFAを受けるためには厳しい条件があります。
メリット、デメリットを十分に理解してから受けることが大切です。
乳がんの年齢調整罹患率は人口10万人あたり82.2人(国立がん研究センター2011年、MCIJ2011報告)。
女性の大腸がんは38.3人、子宮がんは32.7人、胃がんは29.5人と女性のがんの罹患率では
乳がんがダントツの1位のがんです。
実数にすると、約72,500例が闘病していることになりますが、死亡数は女性で13,000例。
つまり、数こそ多い乳がんですが、一方でがんの中で治癒する確率も高いがんです。
最近は再発後の治療法も進歩して再発しても長い期間にわたって普通の生活が送れるようにもなってきました。
① マンモグラフィ健診の普及で非常に早期の段階で発見される乳がんが増えてきました。
② 早期乳がんに対しては、出来るだけ患者の負担が軽い治療法としてラジオ波熱焼灼療法(RFA)が注目されています。
③ 有効性、安全性の検証のために現在、国内8施設が参加した臨床研究が慎重に進められています。
乳房温存する治療では、残存乳房に放射線治療を追加することにより乳房内再発を減らせることが分かっています。
RFA療法を受けた患者さんも同様で全員が放射線照射を受けることになります。
RAFAELO試験の目的は、RFAの有効性を調べることにあります。有効かどうかの目安は5年間乳がんが再発しないことを確認することで行われます。
再発したかどうかを確実に見極めるために術後3カ月後、12カ月以後6カ月毎5年まで定期的に検査を行います。
ここまで慎重に行って初めて、RFA療法の有効性が確認され、保険適応を検討する段階になります。ですから、RFA療法を受ける患者さんはこまめに定期検査を受けることも義務づけられることになります。
RFAの希望者が知っておかなければならいことは①治療法の対象となる人の基準、②RFAのメリットとデメリットです。
<RAFAELO試験で治療の対象となる人の条件>
① マンモグラフィ・超音波・MRI/CT検査でいずれも長径1.5cm以下と確認されている
② 針生検(はりせいけん)で浸潤性乳管がんもしくは非浸潤性乳管がんと診断されている
③ マンモグラフィで広範な石灰化がないことを確認されている
④ 触診および画像検査で腋窩(えきか)リンパ節(脇の下のリンパ節)に転移を認めない
⑤ 遠隔転移(離れた臓器への転移)を認めない
⑥ 除外基準に該当しない
⑦ 前治療なし
乳房内に小さな腫瘍が1つ、といった早期乳がんに対しては、乳房にメスを入れない「ラジオ波焼灼療法」が「先進医療」として行われています。
ラジオ波焼灼療法はすでに肝臓がんでは主要な治療法として実施されています。これは電気を通す針を乳房の腫瘍に刺し、数分間通電させることによりがん細胞(がん腫瘍)を死滅させる方法です。
詳しい内容や実施できる病院の情報はこちらの記事で。
適応となるのは乳がんの腫瘍径が1.5cm以下の早期がんであること。そして実施しているのは国立がんセンター中央病院など一部の病院に限られます。
重要な知識として理解しておくべきことは【先進医療で行われている、ということは厚生労働省が定める「評価療養」だ】ということです。
つまりこれは保険診療として認められていない先進的な医療技術に対して、将来的に保険診療の対象にすべきかどうか、検討される段階にある医療です。
現在、国立がんセンター中央病院で行われている「乳がんのラジオ波焼灼」の内容は「ラジオ波焼灼+数週間後に放射線治療を追加する」というものです。
「ラジオ波+放射線」が標準治療である手術に比べて治療成績が劣らないこと、整容性が優れているかどうかを評価することが目的ですので、ラジオ波だけ実施して終わり、ではありません。
●乳がんの凍結療法
温度をコントロールできる金属製の針を使い、乳房内の腫瘍を凍結させて破壊する治療を乳がんの凍結療法といいます。
ガンに2.4mmから3.4mmの太さの針を刺し治療しますが、針の先端部分はマイナス160度から170度になります。液体窒素による冷却です
これは保険適応外(自由診療)の治療法ですが、千葉の亀田メディカルセンター、慈恵医大付属柏病院で行われています。
乳房温存術は日本乳ガン手術の60%を占めています。乳房を温存する以上、全摘していれば起きないであろう再発が残った乳房内に起きることがあります。
温存後乳房内再発です。アメリカでは1年に1%ずつ乳房内再発がおきるとされています。
術後10年で10%の局所再発です。
日本では10年で4-5%程度といわれています。
千葉の亀田メディカルセンターでは1%程度です。
2014年4月から10mmから15mmまでの癌に適応を広げました。凍結を開始し、来年2016年6月で10年になります。
その時に、乳房内再発が1%以下の成績であれば、少なくともLuminalA 10mm以下、リンパ節転移のない症例には手術は不要だといえると思います。参照元:http://www.com-info.org/ima/ima_20150610_fukuma.html
これが適応となるのはがん腫瘍の直径が1.5cm以下の早期がんです。これも「凍結療法だけして終わり」ではなく、センチネルリンパ生検といって、乳房周辺のリンパ節を切除する手術を事前に受けなければなりません(リンパ節転移がないか確認するため)。
保険適応でないため、センチネルリンパ生検+凍結療法で慈恵医大なら110万円、亀田なら60万円ほどの費用になります。無事に実施できればほぼ傷跡が残らず、日帰りで治療を終わらせることが可能です。
医療行為として「手術以外」が選択できるのは早期がんだけ
上記のとおり、手術以外の治療法は存在しますが、いずれも早期がんが対象です。腫瘍径が1.5cmを越えていたり、腫瘍が複数あったり、石灰化が広がっていたり、リンパ節に転移の疑いがあるなどの場合は適応となりません。
「そうはいってもできるだけ手術は避けたい」というのが切実な願いだと思いますが、手術が最優先とされているのにはそれなりの理由があります。
なぜ、乳がんは手術が最優先なのか?
乳がんはがんの中でも検査や治療法が多岐にわたって研究されている部位の1つです。
そのなかでも「手術が可能」な早期の乳がん、局所に限局した乳がんの場合は手術が最優先されています。
それはなぜかというと「治療の目的と、検査の目的がある」からです。
手術をすることは、腫瘍を切除することだけが目的ではありません。切除した組織を検査することで、がんの拡がりやがんのタイプ・特徴を詳しく知り、その後の再発・転移を防ぐ材料にすることも重要な目的となります。
針生検による細胞診断で分かる情報はあくまで「仮」です。手術したあとの組織診を「本来のもの」と位置付けています。実際に生検と手術後では乳がんのタイプ診断が変わることもあります。
むしろ手術をしてからの組織診~再発予防に治療の軸を置いているのが現在の乳がん治療といえます。
それゆえに、「目に見える局所の腫瘍を殺して終わり」とする医療=「ラジオ波や凍結療法」は主流ではありませんし保険適応ではないのです。
ラジオ波や凍結療法といった局所治療は組織診ができないぶん、放射線などの追加治療を行うことを前提としています。
手術などの標準治療を避け、民間療法や代替療法で対応しようとする方もいますが、多くのケースでは、これらの行為は効果を示さず、病状が悪化して後悔してしまうことになります。
かといって、標準治療だけ受ければOK、というわけではありません。
乳がんと告知された後、手術をして治療が終わるわけではないですし、ホルモン療法や抗がん剤治療も「がんを治す治療」ではありません。
病院での治療だけではなく、日常生活においてどのようなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。
今ひとつ、代替治療になりますが、微量ミネラル療法を紹介しておきます。
★乳がんも小さなものですと、こんな例がありました。JAICAに勤めていたカナダ人の女性が、職場の健康診断で乳がんが疑われて、精密検査の結果1㎝程の悪性腫瘍が発見されたという事でした。
彼女はカナダに帰って手術を受けたいとのことで、帰国までの1か月半ほど、超ミネラル水を試してみたいと、通訳の方を通じての申込でした。既に腫瘍があるということなので、多めの飲用を(一日300cc、空腹時に2,3回に分けて)勧めておきました。
帰国して、手術の際の再検査で、腫瘍は消えていたということです。カナダの医師は日本のドクターのミスではないか?と言っていたそうですが、私達はよく経験することでしたので、それは良かったですねと言っておきました。
なによりも、結果として良くなってくださればそれが一番。
★微量ミネラル投与はすべてのガンに効く
ガンの治療には、手術、放射線照射などの局所療法と、薬物投与による全身療法の
二つがあります。
実際は局所療法で40%、抗ガン剤などの全身療法で10%の人が回復して、あとの半分の人は残念な結果になっています。
私はこれまで、数多くの症例を見てきました。生活習慣をチェックして、食生活をコントロールしながら『超ミネラル水』の飲用効果を記録してきました。
5ミリ以下の粘膜上皮ガンは、二~三週間で治癒の方向にいくことは確認しています。
2センチほどの腫瘍は、1~2カ月、それよりも大きなものでも数カ月でガンの腫瘍がなくなってしまう例が少なくありません。
完治しないまでも進行を止め、腫瘍を小さくして、放射線の放射時間を少なくすることができますから、治療の効果も上がります。
患者さんにとっては、計り知れない救いになります。
微量ミネラルの投与は、早期のガン、進行性のガン、末期のガンのいずれにも顕著な治療効果を発揮します。
ミネラルは確かに『ガンに効く』のです。
ガンの痛みを取りのぞくことと、治すこととは無関係ではありません。
ガンを治す過程で、ミネラルは痛みを自然になくしてくれるからです。
言葉をかえれば、痛みを取りのぞくミネラルの作用が、そのままガン細胞をやっつけてしまうのです。
なぜそうなるのか、科学的な答えを出さなくてはならないのですが、残念ながらまだ、理論化はされていません。
微量ミネラルの測定器もやっと開発されたばかりです。
今はまだ、臨床例を増やして、仮説を検証している段階なのです。
人体に作用するメカニズムの検証はまだですが、ミネラルがガンという厄介な病気の治療に効きめを発揮するのは、今まで述べてきたとおりです。
効くと分かっているものを、医者として使わないわけにはいきません。
今のところ「超ミネラル水』を飲用したその日から、ガンの転移はないと考えていいようです。
患者さんには時間が与えられますので、入院してすぐ手術を受ける必要はありません。
4か月ほど様子を見て、それでも必要なら手術すればいいでしょう。
実際には手術をしなくてもいい場合が多くなります。
手術を受け入れない患者さんに、担当医のドクハラがあるかもしれませんが、やがて元気になっていく患者さんを見て、いぶかしげに見るようになるでしょう。野島 尚武 医学博士
微量元素という遺伝子ミネラルの普遍的な代用ミネラルである「『超ミネラル水』は、生命の代謝を、とにかく正常にします。生命体の遺伝子がその情報通りに作らせたタンパク(大部分は酵素タンパク)が正常に働くようにします。
ミネラルを補給してその絶対量が正常になれば病気は自然に治っていくものなのです。
参考までに:NPO法人 超ミネラル水普及研究会